【開催報告】第7回 ソーシャル・ビジネス・アイディア・プレゼンテーション(SBIP)

2017年11月25日(土)に、品川女子学院にて第7回ソーシャル・ビジネス・アイディア・プレゼンテーションを開催いたしました。週末にもかかわらず、多くの方にご来場いただき、本当にありがとうございました。

今回は「深化・融合する社会・経済インパクト」を全体テーマに掲げ、実際に社会課題の解決とビジネスを繋げて取り組んでおられる社会人の方々と、ソーシャルビジネスのアイディアを懸命に考えて表現してくれた中高生の学生の方からプレゼンテーションをいただきました。関係者一同心よりお礼申し上げます。

開催概要

テーマ: 深化・融合する社会・経済インパクト
日時: 11月25日(土)14:00~17:30

【第1部 社会人の部】

今回のテーマに沿ったソーシャルビジネスを軌道に乗せておられる2~3団体の代表者様から、プレゼンテーションして頂きます。

  • TORANOTEC株式会社 取締役 シニア・マネージング・ディレクター 藤井亮助様
    http://toranotec.com/
  • 株式会社ボーダレス・ジャパン 代表取締役副社長 鈴木雅剛様
    https://www.borderless-japan.com/

    「社会貢献と自分たちの生活の幸福を叶えるソーシャルビジネス」
  • ワンファイナンシャル株式会社  山内奏人様
    
https://onefinancial.jp/

    「よりシンプルな経済活動による人々の幸福を追求」

【第2部 学生の部 発表校】

  • 品川女子学院高等部
    http://www.shinagawajoshigakuin.jp

    「品傘~傘シェアリング~」
「結ふる~帰省をシェアする投稿型情報サイト~」
「○現~スラングを通じた異文化理解~」
「フェアトレードローズによるエシカルな人生」
  • 福島県立福島高等学校
    http://www.fukushima-h.fks.ed.jp
    「福島における放射能の測定結果」
「好適環境水下で成長された魚の研究について」
  • 聖光学院中学校高等学校
    http://www.seiko.ac.jp/

    「料理代行サービス」
「サイクリングチョーカー」

当日の様子

▲多くの経営者、ビジネスパーソン、教育関係者、学生の皆さんにお集まりいただきました。

▲TORANOTEC株式会社 取締役 シニア・マネージング・ディレクター 藤井亮助様

「すべての人を投資家に」を社是に掲げるTORANOTECを代表してビジネスの紹介と併せて高校生にも分かり易フィナンシャルリテラシーの向上を支持するプレゼンテーションを頂きました。高校生になるまでに複利で運用すると数%の利回りで大きな運用効果が得られるなど高校生にとって肌感覚で理解できるご説明は会場の皆様の興味を引き付けていらっしゃり、大変印象的でした。

▲株式会社ボーダレス・ジャパン 代表取締役副社長 鈴木雅剛様

ボーダレス・ジャパンは、ソーシャルビジネスしかしない会社です。鈴木さんは、会社の事業をミャンマーの僻地の農家の例や、バングラデシュの革の加工業の例を挙げて説明されました。

鈴木さんの言葉で最も印象に残ったのは「自分に嘘をつかないで」という言葉です。

社会貢献したら、自分たちの生活を投げ出さないといけないのではないのか。そういったことはない。ソーシャルビジネスによって、社会貢献も、自分たちの生活を幸福にすることもできる。自分には無理だとか嘘をつかないで追及して欲しい。という力強いメッセージを送られました。

▲ワンファイナンシャル株式会社  山内奏人様

経済活動をよりシンプルにデザインすることにより、人々の幸福を追求する。と企業理念で掲げられているように、「ONE PAY」というスマホだけで決済できる簡単決済アプリをリリースしています。

シェアリングエコノミーが爆発に普及し、様々な年代の個人がこれまで以上に手軽にお金をやり取りできるようにするシステムにより、人の働き方をデザインすると、非常に壮大なビジョンを示されました。

▲社会人の部と学生の部の間に、別会場で学生によるポスターセッションを実施。学生一人一人が、自分の問題解決プランを来場者へ熱く語っていました。

▲学生の部の発表

品川女子学院高等部の皆さんは、

  1. 品傘という傘を商店街に設置して傘シェアリングについて
  2. 故郷から離れて暮らす人の帰省をシェアして、故郷の情報をいつでも身近に感じることのできる投稿型情報サイト
  3. スラングの検索サービスによる異文化理解
  4. フェアトレードローズを売ることでエシカルな人生送るきっかけを与える
    などのプレゼンが行われました。

福島県立福島高等学校の皆さんは、

  1. 福島における放射能の測定結果を示すことで、福島の風評被害が継続して存在することの問題性を
  2. 好適環境水下で成長された魚の成長が早いことやその理由について
    プレゼンが行われました。

三校目の、聖光学院中学校高等学校の皆さんは、

  1. 一億総活躍社会における、女性の社会進出を助ける料理代行サービス
  2. 道路交通法改正に伴う、イヤホンの問題を改善したサイクリングチョーカー
    についてプレゼンしてくださいました。

出場者の皆様、プレゼンテーションをして下さった皆様、本当にありがとうござました。

SBPは「能動的社会の実現」「ソーシャル・バージョンアップ」を目指して今後も活動をして参ります。引き続き、イベントへのご参加やご協力をいただけたら幸いでございます。

今後もSBPの活動をご支援いただきたく、どうぞよろしくお願いいたします。