【開催報告】第10回 SBP主催 経営者朝会(2014/06/20)

事務局の藤田です。

おかげさまで第10回目を迎えました経営者朝会、6月20日(金)に開催いたしました。今回も多くの方のご参加を頂き、本当にありがとうございました。

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プレゼンターについて

冒頭、日本経済新聞社編集局編集企画センター 日経サード編集長 山田 康昭 様に「新シニア起業時代プロジェクト」のご説明をいただいてから、下記お二方の「シニア起業家」の方にプレゼンテーションしていただきました。

1. アイトス株式会社R&D推進室室長 松重 奉昇 様(アイトス株式会社 Personal Biz事業)

2. 株式会社高齢社 代表取締役社長 幸山 明雄 様

お三方のご経歴詳細は、こちらの開催概要ページをご覧下さい。

内容について

少子高齢化時代が本格化し、雇用面や社会保障面で様々な課題が山積する時代。

まだまだ働く意欲も体力もあり、経験や人的ネットワークもお持ちの「シニア世代」が、無理なく楽しみながら経済活動に参加できる仕組みを創られている事業家の方々からのプレゼンテーション。

お三方のお話から、若者だけではなくシニア世代も、また若者とシニア世代が社会の中で協力しながら、経済の「パイ」そのものを、もっともっと大きくしていけることを再認識できました。

  • 企業の中でのキャリアや仕事に自信を失いかけている40〜50歳代の「新シニア」にも、今後は新しいキャリアや人生設計の可能性がある。
  • 起業、雇用、納税、寄付を通じ、何歳になっても社会貢献できる仕組みを提供する。
  • 企業で培って来た技術スキルやネットワークを「個人事業主」としても発揮できる環境と仕組みを用意する。
  • 高齢者の収入=年金、高齢者の仕事=ボランティア、という常識の枠を超えて、シニアが組織に依存せずに、自律的に働けるスタイルを実現していく。

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アイトス株式会社R&D推進室室長 松重 奉昇 様

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株式会社高齢社 代表取締役社長 幸山 明雄 様

当日配布されたレジメ(下の写真)に、高齢社様のビジネスモデル概要が簡潔に表現されています。「高齢者(シニア)」「就労先(顧客)」「高齢社 (会社)」の三者にとって何がハッピーなのか、をしっかりと定義されています。三位一体で幸福になる事業モデルなので、発展しているのでしょうね。(↓下 図)

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ご参加者からも、的確で示唆に富んだご質問や協業アイディアを多数お出しいただきました。

  • 大企業での安定的な立場から、「起業」「個人事業」という荒波に出る上で、「準備」「サポート」も大切な要素だと思う。
  • シニア世代が起業・独立しやすいように、すぐに手がけやすいビジネスモデルや仕組みが用意されていれば、可能性がさらに広がるのでは。
  • 現状の若者も含めた「派遣社員」のモデルは決して効果的ではない。「時給ホッピング的な」様相も呈している。高齢者の方は、仕事にやりがいを持って長く 働いていただける人が多いと思う。そういった「マインド」面も企業側としては期待しているので、その点もシニアでまだまだ働かれる方にはご認識いただきたい。
  • シニアの活躍は望ましいことではあるけれど、一方で若者の雇用機会を奪うことにはならないか気になる人も多いはず。若者の雇用問題も深刻なことをしっかり認識して、若者もシニアも、元気に活躍できる仕組みが構築できれば素晴らしい。 等

シニア世代の活躍を通じ、どのように社会課題が解決されていくか。
その可能性をじっくり感じることができました。皆様、有り難うございました。

次回(第11回)経営者朝会は、8月22日(金)7時45分〜 開催いたします。次回テーマは「女性の活躍」です。

別途詳細のご案内させていただきますので、どうぞご参加ください。